就業条件明示書の書き方のポイント(苦情の処理に関する事項)

今回も、「就業条件明示書の書き方のポイント」について説明していきたいと思い

ます。

 

派遣法第34条では、就業条件明示書に記載しないといけない項目が規定されて

います。

 

その中の1つ、

「派遣労働者から苦情の申出を受けた場合の苦情処理に関する事項」

の記載方法を説明いたします。

 

注意点としましては、個別契約書に記載した内容と同じ内容を記載していただかな

ければいけないので、個別契約書に記載していない内容を就業条件明示書に記載

されると派遣法に抵触することとなります。お気を付けください。

 

個別契約書のところでもお話ししましたが、派遣元指針、派遣先指針には、

「派遣元事業主及び派遣先は、派遣労働者の苦情の申出を受ける者、派遣元事業

 主及び派遣先において苦情処理をする方法、派遣元事業主と派遣先との連携の

 ための体制等を記載すること」

と規定されています。

 

就業条件明示書には

 【苦情処理に関する事項】

  派遣元苦情処理担当者:○○○○課  主任 ○○○○  電話番号 ○○○○

  派遣先苦情処理担当者:△△△△課  主任 △△△△  電話番号 △△△△

  苦情処理方法

   ① 派遣元における苦情処理担当者が苦情の申出を受けた時は、ただちに派

      遣元責任者へ連絡することとし、当該派遣元責任者が中心となって、

      誠意をもって、遅滞なく、当該苦情の適切迅速な処理を図ることとし、

      その結果について必ず派遣労働者に通知することとする。

   ② 派遣先における苦情処理担当者が苦情の申出を受けた時は、ただちに派

      遣先責任者へ連絡することとし、当該派遣先責任者が中心となって、

      誠意もって、遅滞なく、当該苦情の適切迅速な処理を図ることとし、

      その結果について必ず派遣労働者に通知することとする。

   ③ 派遣先及び派遣元は自らでその解決が容易であり、即時に処理した苦情

      の他は、相互に遅滞なく通知するとともに、密接に連絡調整を行いつ

      つ、その解決を図ることとする。

と記載していただければ結構です。

 

ちなみに、個別契約書の記載も上記の記載で結構です。

 

 

(資料)
 厚生労働省 「労働者派遣事業関係業務取扱要領(平成30年7月6日以降)」

 https://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/jukyu/haken/youryou_h24/dl/all.pdf

 厚生労働省 「平成27年労働者派遣法改正法の概要」

 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu/0000098917.pdf